痛風の初期症状と、悪化の原因、尿酸値と関節痛の関係

痛風は血液中の尿酸が結晶化して、体のどこかにたまると初期症状として突然始まる激痛が始まります。この痛みが尋常ではなく、本当に耐えられないほどの痛みとよく表現されます。歩くことはままならず、当然、仕事どころではなくなります。この尿酸が最もたまりやすいのが関節で血液の流れが弱く、しかも冷えやすい足の関節、特に親指の付け根の関節は初期症状としての痛みの好発部位となります。ではなぜ、痛風発作は起きるのでしょうか。詳しく見てみましょう。
まず、血液の尿酸値が上昇してくると、その値が高ければ高いほど血液に溶けきれない尿酸が増えてきます。溶けきれない尿酸は結晶化して体に蓄積されていきます。しかし、この間はまだないも症状を認めないことがほとんどです。しかし、尿酸の結晶が徐々に大きくなってくるといずれはその結晶のかけらが剥がれ落ちることがあります。この際、激しい痛みを引き起こし激痛をもたらすのです。初めてこれが起きたときに初期症状としての痛みが発生します。痛風発作はやがて改善していきますが、尿酸の血漿は消えたわけではありません。尿酸値が高いままに放置してしまえば尿酸の結晶は次第に大きくなり、その結晶が剥がれ落ちる頻度も上昇し、痛風発作の頻度も多くなってきます。これが痛風の悪化のメカニズムです。

 

痛風の初期症状と、悪化の原因、尿酸値と関節痛の関係
では、血液中の尿酸が高くなる原因はどのようなものでしょうか。それがビールやお肉などに含まれているプリン体です。プリン体といってもあまりピンとくる人は多くないと思います。プリン体とは特に動物性食物に多く含まれる、遺伝情報を集めたDNAなどの核酸を作る際に必要な物質です。その代謝が盛んな人、具体的には活動的に動き特に激しい運動が好き、そしてよくお肉を食べる、あるいはビールなどのお酒をよく飲む、さらには早食いや大食いの人、肥満の人などがあげられます。そして、圧倒的に男性の患者が多いことも大きな特徴です。以前は高齢者に多い傾向がありましたが最近は若い人でも見られるようになってきていて、患者の若年齢化が認められます。
血液検査では血液中の尿酸値が7.0mg/dlを超えると高尿酸血症と診断されます。そして、これ以上の値になればなるほど、体に尿酸結晶が蓄積されやすく、しかも高尿酸血症の期間が長くなればなるほど結晶はさらに沈着してゆき、関節痛の頻度は多くなります。蓄積された尿酸結晶が多いほど発作の頻度は多くなり、発作の間隔も短くなるため、高尿酸血症を指摘されたら早めに対策をすることで、発作は抑えられますので症状のない時期からの対策が重要です。